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Hario Switch
浸漬式 / 透過式 / ハイブリッド
Hybrid
CAFEC Deep 27
27°超深型 / 浸透流圧式
Osmotic Flow
Origami
ウェーブ / 円錐 2フィルター対応
Wave + Cone
April Brewer
フラットボトム / 世界大会仕様
Flat Bottom
Hario V60
円錐形 / スタンダード
Pour Over Classic
Hario V60 Immersion Dripper Switch
ハリオ スイッチ
スイッチひとつで浸漬式・透過式・ハイブリッドの3スタイルを使い分けられる万能器具。世界のバリスタが競技でも愛用。スイッチを閉じることで甘みと複雑さが増し、開けることでクリーンさが出る。
🔒 浸漬式(フルイマージョン)
💧 透過式(パーコレーション)
⚡ ハイブリッド(Tetsu Kasuya式)
フルイマージョン / Full Immersion
15g
豆の量
250ml
水の量
93℃
湯温
3:30
抽出時間
抽出ステップ — スイッチ「閉」でスタート
1
準備
フィルターを湯通し。スイッチを閉じた状態でセット。中挽きで15gをセット。
2
ブルーム
0:00100mlを全体に均一に注ぐ。軽くスプーンでかき混ぜる。
3
追加注湯
0:30残り150mlを円を描くように注ぐ。スイッチは閉じたまま。
4
浸漬
3:00まで待機。豆がしっかり浸漬される。
5
リリース
3:00スイッチを開く。15〜30秒で落ちきる。
Point: リッチでボディのある一杯。ナチュラル精製やブラジル系の豆と相性◎。甘みと複雑さを最大限に引き出す。
透過式(V60スタイル)
15g
豆の量
240ml
水の量
93℃
湯温
3:00
抽出時間
抽出ステップ — スイッチ「開」でスタート
1
準備
スイッチを開いた状態でセット。中細挽き。
2
蒸らし
0:0030gを全体に注いで30秒蒸らす。
3
1投目
0:3060gを円を描くように注ぐ。
4
2投目
1:15残り150gを2回に分けてゆっくり注ぐ。
5
完了
3:00落ちきりで完成。V60と同じクリアな味わいに。
Point: クリーンで明るい酸が出やすい。ウォッシュドのエチオピア・コロンビア系に最適。
Tetsu Kasuya 式 ハイブリッド(2温度法)
20g
豆の量
280ml
水の量
90℃+70℃
湯温(2段階)
2:45
抽出時間
抽出ステップ(2温度・ハイブリッド)
1
準備
お湯2種を用意:90℃と70℃(湯冷ましまたは別のケトル)。スイッチ「開」でスタート。中挽き。
2
1投目(透過)
0:0090℃のお湯で60mlを注ぐ。スイッチ開のまま。
3
2投目(透過)
0:3090℃のお湯で120mlを追加。合計180ml。
4
スイッチ閉 → 冷水投入(浸漬へ)
1:15スイッチを閉じる。70℃のお湯で残り100mlを注ぐ。低温で甘みを引き出す。
5
リリース
1:45スイッチを開いて落とす。2:45前後で完成。
Kasuya式の核心: 前半は高温透過で酸と明るさを、後半は低温浸漬で甘みとスムースさを引き出す。2温度の組み合わせが独特の甘みと複雑さを生む。
Ryan Wibawa — 2024 World Brewers Cup 3位 使用レシピ
15g
豆の量
220ml
水の量
86℃
湯温
〜3:00
抽出時間
抽出ステップ
1
準備
中挽き。スイッチを閉じた状態でスタート。86℃は繊細なフローラルを守るため。
2
ブルーム(スイッチ閉)
0:00100gを全体に注ぐ。スイッチ閉のまま40秒待機。
3
スイッチ開(透過フェーズへ)
0:40スイッチを開いて落とし始める。
4
追加注湯
1:00残り120gをゆっくり円を描いて注ぐ。
5
完了
〜3:00落ちきりで完成。
Point: 世界大会で実証された低温・短時間浸漬ハイブリッド。ゲイシャや繊細なフローラル系の豆に特に有効。86℃の低温がフレーバーを繊細に保つ。
CAFEC Flower Dripper Deep 27
ディープ 27
底面角度27°の超深型コーン。深い濾過層が形成され、中心への連続注湯(浸透流圧式)だけで誰でも甘みとコクのある一杯が抽出できる。CAFECオリジナルAbaca+フィルター専用。
🌸 Abaca+フィルター専用
💧 浸透流圧式(中心注湯)
浸透流圧式 / Osmotic Flow — CAFEC推奨
12g
豆の量
200ml
水の量
93℃
湯温
2:30
抽出時間
抽出ステップ
1
フィルター湯通し
Abaca+フィルターを専用フィルターで湯通し。ディープ27はフィルターとのマッチングが重要。
2
ブルーム
0:0030gを全体に均一に注ぐ。30秒待機。
3
中心への連続注湯
0:30〜残り170gをドリッパーの中心だけに細く・ゆっくり・途切れなく注ぎ続ける。縁には注がない。
4
完了
2:30落ちきりで完成。甘みとジューシーなボディが特徴。
Deep 27の核心 — 浸透流圧(Osmotic Flow): 中心に注いだ水が外側へ浸透し、均一に粉全体を通過する。縁への注湯は不要・禁物。これだけで雑味なく甘みを引き出す。
推奨する豆:浅煎り〜中煎りのシングルオリジン全般。特にフルーティな浅煎り(エチオピア・コロンビア・ルワンダ等)の甘みとジューシーさが際立つ。
リッチ 2投式 / Full Body
12g
豆の量
170ml
水の量
91℃
湯温
2:05
抽出時間
抽出ステップ
1
ブルーム
0:0030gを中心へ注ぐ。30秒待機。
2
1投目
0:3070gを中心へゆっくり注ぐ。落ちきるのを待つ。
3
2投目
1:00〜残り70gを中心へゆっくり注ぐ。
4
完了
2:05落ちきりで完成。ジューシーでフルボディ。
Point: 2投式にすることで抽出時間が短くなり、よりジューシーでフルボディな仕上がりに。深煎りやナチュラル系の豆にもよく合う。
Origami Dripper — Wave & Cone Filter
オリガミ ドリッパー
20本のリブが美しい折り紙型ドリッパー。ウェーブフィルター(フラットボトム)と円錐フィルターの両方が使えるユニークな設計。フィルターが変わると味わいが大きく変わる。2019年世界大会でJia Ning Duが優勝した際に使用し一躍有名に。
🌊 ウェーブフィルター → フラットボトム的
🔺 円錐フィルター → V60的
ウェーブフィルター / Wave Filter
15g
豆の量
225ml
水の量
91℃
湯温
2:30
抽出時間
抽出ステップ
1
挽き目
中粗挽き(V60より粗め)。ウェーブはバイパスが少なくなるため粗めで調整。
2
ブルーム
0:0060gを全体に均一に注ぐ。45秒待機。
3
1投目
0:4590gを円を描きながらゆっくり注ぐ。
4
2投目
1:30残り75gを注ぐ。最後に軽くスピン(1回転)。
5
完了
2:30落ちきりで完成。
ウェーブフィルターの特徴: フィルターがドリッパーの溝に落ち込み、バイパスが少なくなる。Kalita Waveより流速が速くなるため、粗めに挽くのがポイント。チョコレート・キャラメル系の甘みが出やすい。
ウェーブ vs 円錐 比較
🌊 ウェーブフィルター
挽き目中粗挽き
ボディリッチ・丸み
クリア感やや低い
甘みチョコ・キャラメル
向く豆中〜深煎り
🔺 円錐フィルター
挽き目中細〜中挽き
ボディライト・クリア
クリア感高い
甘みフローラル・フルーティ
向く豆浅煎りシングル
同じ豆で飲み比べると面白い。 ウェーブは甘みとボディ、円錐は明るさとクリア感。どちらが正解ではなく、豆と気分で使い分けるのがオリガミの醍醐味。
円錐フィルター / Cone Filter(V60 / Origami)
15g
豆の量
225ml
水の量
93℃
湯温
2:45
抽出時間
抽出ステップ(Jia Ning Du 2019世界大会ベース)
1
挽き目
中細挽き(V60より少し細め)。WDTツールで粉を均一に広げる。
2
ブルーム
0:0050gをゆっくり円を描いて注ぐ。全ての粉に均一に当てる。落ちきるまで待つ。
3
1投目
0:4550gを同じように注ぐ。落ちきるまで待つ。
4
2投目以降
1:15〜50gを1投ずつ、毎回落ちきるのを確認しながら2〜3回繰り返す。
5
完了
2:45落ちきりで完成。
Point: 「毎回落ちきるのを確認してから注ぐ」がオリガミ円錐の基本。急がないことで均一な抽出が得られる。フローラル系・浅煎りのクリアな酸を最大限に引き出す。
推奨フィルター
円錐フィルターの選択肢:
🔹 Origami純正フィルター — 最も相性が良い。ドリッパーの溝にフィット。
🔹 Hario V60 フィルター — 入手しやすく代用可。やや速い流速に。
🔹 CAFEC Abaca フィルター — 厚めで甘みが出やすい。
セラミック版 vs プラスチック(Air)版: セラミックはウェーブフィルターが詰まりやすい。ウェーブを使いたい場合はAir版が安定。
🔹 Origami純正フィルター — 最も相性が良い。ドリッパーの溝にフィット。
🔹 Hario V60 フィルター — 入手しやすく代用可。やや速い流速に。
🔹 CAFEC Abaca フィルター — 厚めで甘みが出やすい。
セラミック版 vs プラスチック(Air)版: セラミックはウェーブフィルターが詰まりやすい。ウェーブを使いたい場合はAir版が安定。
April Brewer — Copenhagen
エイプリル ブリュワー
デンマーク・コペンハーゲンのApril Coffeeが設計したフラットボトムドリッパー。2019年世界大会でPatrik RolfがシルバーメダルかつHighest Scoreを記録。Makrolon®ポリカーボネート製で温度安定性が高い。粗挽き+高温が基本。
🇩🇰 Copenhagen Style
🌡️ 96〜99℃ 高温推奨
📐 Kalita Waveフィルター対応
April公式レシピ / 1:17 Standard
14g
豆の量
238ml
水の量
96〜99℃
湯温
2:20〜3:00
抽出時間
抽出ステップ
1
挽き目
粗挽き(フレンチプレスに近い粗さ)。Aprilは意図的に粗挽き推奨。
2
スターリングフェーズ(蒸らし)
0:00豆の量の2倍(28g)のお湯を注ぎ、スプーンでかき混ぜて全体を均一に湿らせる。
3
注湯
0:30〜残り210gを中心から円を描きながらゆっくり・一定の速度で注ぎ続ける。縁には注がない。
4
最後
落ちきり直前にスプーンで軽く1〜2回かき混ぜると均一な抽出に。
5
完了
2:20〜3:00落ちきりで完成。フラットなコーヒーベッドは均一抽出のサイン。
April式の核心: 高温(96〜99℃)+粗挽きで、透明感のあるクリーンなカップを実現。温度を下げると味がぼやける。TDS目標1.32〜1.35%。水のTDSは80〜120ppmが理想。
リッチ仕立て / 1:15 Full Body
20g
豆の量
300ml
水の量
95℃
湯温
2:30〜2:45
抽出時間
抽出ステップ
1
蒸らし
0:0050mlを螺旋状に注いで全体を湿らせる。30秒待機。
2
1投目
0:30〜0:50150mlまで外から内へ螺旋状に注ぐ。
3
2投目
1:30〜1:40250mlまで螺旋→中心注湯に移行。
4
3投目
2:00〜2:10300mlまで中心注湯で仕上げる。
Point: 20gまでがAprilで扱いやすい最大量。ボディを出したいときはこのレシピ。ブレンドや中煎りにも合う。
Hario V60
ハリオ V60
世界で最も使われているコーヒードリッパー。螺旋状のリブと大きな穴がクリアで繊細な抽出を実現。注ぎ方の技術が味に直結するため、技術の差が出やすい器具でもある。James Hoffmann式・April式の2レシピを収録。
☕ World Standard
💧 高いクリア感
James Hoffmann式 / 再現性重視
15g
豆の量
250ml
水の量
92〜94℃
湯温
3:30
抽出時間
抽出ステップ
1
挽き目
中細挽き。スケールとタイマーを必ず使う。
2
蒸らし
0:0050gを全体に素早く注ぐ。45秒待機(ガスをしっかり抜く)。
3
連続注湯
0:45〜2:30残り200gを途切れなくゆっくり注ぎ続ける。速すぎず遅すぎず一定の速度で。
4
スピン
2:30注ぎ終わったらサーバーを持って軽く1〜2回スピン(渦を作る)。均一なコーヒーベッドを促す。
5
完了
3:30落ちきりで完成。フラットなコーヒーベッドを確認。
Hoffmann式の核心: 長い蒸らし(45秒)で均一なガス抜き → 連続注湯で安定した流速 → スピンで均一抽出。誰が淹れても再現性が高い。
April式 V60 / シンプル 1:17
14g
豆の量
238ml
水の量
96〜99℃
湯温
2:20〜3:00
抽出時間
抽出ステップ(少量・シンプル)
1
スターリング
0:0028g(豆の2倍量)を注いでスプーンでかき混ぜ、均一に湿らせる。
2
連続注湯
0:30〜残り210gを中心から円を描きながら、端に注がずゆっくり注ぎ続ける。
3
最後
落ちきり直前に軽くかき混ぜてもOK。
Point: 少量(14g)でも高温を使うことで十分な抽出が得られる。小さなV60(01サイズ)にも向く。コペンハーゲンのカフェで実際に使われているシンプルレシピ。
Kotobuki推奨 / スタンダード(1:15)
15g
豆の量
225ml
水の量
93℃
湯温
3:00
抽出時間
抽出ステップ
1
蒸らし
0:0030gで30〜40秒蒸らす。膨らみを確認してから次へ。
2
1投目
0:4060gを中心から円を描くように注ぐ。
3
2投目
1:2085gを同じように注ぐ。
4
3投目
2:00残り50gを注ぐ。
5
完了
3:00落ちきりで完成。
Kotobukiおすすめのコツ: 毎回同じスケール・同じ温度・同じ挽き目を使うことで安定した美味しさが続く。まず1:15で味を確認し、薄ければ1:13、フレーバーをより楽しみたければ1:17に調整して。